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1.決意!  2.当選!  3.プロジェクト開始!  4.平日ラン  5.ハーフマラソン出場!
6.ピンチ!  7.いざ、本番!


3.“プロジェクト開始!”の章

実は、もうプロジェクトは中盤に差し掛かっている。
根拠はなかったが、「当選」するつもりで練習スケジュールを組み、走っていたのである。
以下がその全貌だ!(って気合入れるほどではないです)

(グレーになっている欄は実績、黄色は予定)

年月
(月間走行距離)
週末 平日 コメント
〜2006年7月



(40km)
1週 10km       夏真っ盛り!

こんな季節は、朝早くても夕方でも暑すぎて、走るだけ体力を消耗するから、それまでの「週一ジョギング」ペースを守って、ゆっくり走ることに徹しました。

速度アップや距離を延ばすのではなく、筋肉が走ることを忘れないために走る、って感じですかね。
2週 10km      
3週 10km      
4週 10km      
8月




(68km)
1週 10km      
2週 12km 5km    
3週 12km      
4週 12km 5km    
5週 12km      
9月



(78km)
1週 13km       やっとこさ少し涼しくなってきたので、徐々に距離を延ばしていく。
2週 15km 6km    
3週 15km   7km   絶対的な走行距離不足を補うため、「平日ラン」を開始、その方法は・・・
 ⇒
コチラを見てねん
4週 16km   6km  
10月



(119km)
1週 18km 5km     やっと「東京マラソン参加」当選メールが来た! 真剣に(今までも真剣だけど)マジモードで練習しまっせ! 月間走行距離は100kmオーバーだ。
2週 18km 6km 7km  
3週 20km 5km 10km   ひたすらLSD(Long Slow Distance)練習に励む。まずは2時間続けて走る脚力と心肺(と根性)を養成するのが重要なのだ。
6分/kmくらいが無理なく、ヘトヘトにならないレベル。ここでしっかり走りこみ、まずは次週のハーフマラソンで納得できる結果を残しておきたい。
4週 20km    10km  
11月






(151km)
1週 21km      
2週 21km   10km  
3週 21km    8km   11/18(土)「2006健康マラソンフェスティバルinこどもの国」
ハーフマラソンの部。レース初出場でドキドキでございます。
4週 15km   15km   11/25(土)「ツール・ド・あしがら」参戦
この日だけは自転車に浮気。脚力アップの練習も兼ねてということで。
5週 25km   15km   イベントも終わり、ランニングシーズンに入る。
ここで30kmを何とかこなせるようになっておきたい。
忘年会シーズンだが・・・ 今年は最小限にさせていただきます。

理想的には、1度フルマラソンの距離を走っておきたいところ。
だったのですが・・・しかし・・・
12月



(61km)
1週 25km   10km 10km
2週     11km   
3週 5km      
4週         
2007年1月




(106km)
1週         正月気分なんて今年はないんだろうな(いろんな意味で・・・)
正直、こんなに練習時間が確保できるかは定かではない。
よって、これでも控えめということで。

箱根駅伝とかでイメトレに励むか。
のはずが・・・
2週        
3週 14km   5km  
4週 24km   10km  
5週 42km   10km  
2月
(5km)
1週     5km   本番前週。距離は抑え目、疲労を残さないように。
2週 「東京マラソン2007」本番! 天気だけは良くなってよ。→結果は大雨

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4.“平日ラン”の章

平日のランニング時間をいかに確保するか? それが問題だ。

 @早朝ラン
   確実に時間が取れるのはこれでしょう。
   しかし、朝から走って会社に行って、まともに働ける自信無し。たぶん寝るな。
   ということで、却下。
 A昼休みラン
   昼休み1時間では不可能。却下。
 B就業後ラン
   急な残業や飲み会というハードルを越えられれば、次に確実なのはこれか。
   週1回程度ならなんとか確保できるでしょう。
   ということで、これに決定。

次なる問題は、「どこで走るか?」である。
早めに会社出て、いったん家に帰って走る? うーん、家に帰っちゃうといろんな誘惑(メシ・フロ・サケ等)がありそうだし、いつもと同じところを走ることになるから、飽きそうだな・・・

思い切って「会社の近く」だ! 幸い、平日ランナーのメッカ「皇居」がすぐ近くにあるじゃない!
噂には聞いていたが、平日の夜に皇居を周るランニングクラブが多数あるらしい。
よし、平日ランは「夜に皇居周回走」に決定!
1周約5.1km。(たぶん)20〜30mの適度な高低差があるし、信号がなくノンストップで走ることができるので、ちょうどいいコースなのだ。
時間が限られているから、スピードアップを目的に5分20秒前後/kmのLSDより速いペースでガシガシ走ります。
 
これで皇居ランナーの仲間入りを果たしました。

スーツで走るわけにはいかないので、どこでランニングスタイルに着替えるか?
会社で着替えて走り出すのはかなり怪しすぎる。  
で、皇居ランナーは、通常「銭湯」を利用します。
銭湯でまず着替え、荷物を預けて走り、帰って汗を流して、また着替えて帰るというスタイルが一般的だそうな。
だから「銭湯ランナー」なのです。(この低レベルの駄洒落は私が考えたのではなく某新聞に載ってたのです。念のため)

会社から近いのは、神田にある「稲荷湯」という銭湯。初めて行った時は、ランニングシューズが店の外まで溢れていたり、脱衣所がランナーのカバンだらけという光景にびびりましたが。本当にたくさんの人が走ってるのね。驚きです。

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5.“ハーフマラソン出場!”の章

ぶっつけ本番でフルマラソンを走るのは、無謀というか命知らずというか。
段階を踏むことが何より大事と、超慎重な性格のワタクシは「まずレースってのに出てみるべ」と思いまして。
選んだのが、11/18(土)横浜市青葉区で開催の「2006健康マラソンフェスティバルinこどもの国」のハーフマラソンの部。
ま、家から電車で行けるし、季節的にも本格的に寒くなる前だしということで、エントリーした次第。

田園都市線の長津田駅で乗り換え、初乗りの「こどもの国線」2両の超ゆっくり電車に乗って、着きました。
田園都市線はそうでもなかったけど、こどもの国線の電車の中はそれらしきランナースタイルの人たち多数。老若男女織り交ぜてます。
なんせ初めてのレース、右も左も要領もわからんので、9時半のレース開始なのに8時過ぎに着いてゆっくり準備することにしました。

中央広場の周りには、既に速そうな人達/団体がウォーミングアップ。 ゼッケン。一気にマラソンランナー気分が盛り上がる。

いやいや、前日の天気予報とは打って変わって快晴・微風のマラソン日和。結構寒いけど、日が照ってるから昼間は暑くなるかも。

ここ「こどもの国」は緑豊かな公園。この公園の周囲約4.1kmを舞台にレースが繰り広げられる。ハーフマラソンは5周。
「起伏が多少あり」って書いてあったけど、どれくらいなんだろう。ドキドキ。(このドキドキは、後ほどゼイゼイという青息吐息に変わりましてん。嘘つき!!)

受付を済ませ、参加賞のTシャツやゼッケン、記録用のRCチップ(靴に取り付けてラップやゴールタイムを自動記録してくれる精密機械)などを受け取り、着替え。暑くなることを考え、ノースリーブのランシャツに長袖の黒ランシャツを重ね着、下はCW-Xのロングタイツの上に短パン重ね着というスタイルに決定。

8時半からエアロビの準備体操?の大音響が流れる横で、地道にストレッチから始める。緊張と寒さで何回かトイレに行っている間にフルマラソン・駅伝の人たちがスタートする9時に。

フルマラソンの人たち。駅伝の中にはやっぱり仮装してる人もいて、
「幼稚園児」「ナース」たちが駆け抜けて行きました。
まあ、雰囲気こんな感じです。
写真:(c)allsports.jp

そんなこんなしてるうちに、出場するハーフマラソンのスタート時間が迫る。出走表を見たら400人くらいが参加するみたい。結構いるのね。かなり緊張してきたが、今までの練習どおりマイペースで走るしかない。
周りの会話を聞いてると、「来月ホノルルなんだけど、この前10km走ったのが最長なんだよ〜。今日完走できるかな〜??」ってノホホンと話してる男がいた。他人事ながら、確実に撃沈するであろう男の近未来を思って可哀相になったりしたり。

で、9時半にスタートの号砲が鳴った!
前からたぶん100人くらいのポジションにいたんだけど、皆さん結構ペースが遅い!! 遅いんなら最初から後ろに行っとけと思いつつ走るが、なかなか思うように進めない。ぶつかりそうになりながらマイペースで走れる位置を確保するのはかなり難しかった。
そして・・・
走り始めて5分もたたないくらい、1km地点の前に本日最高の坂がありました・・・ 斜度は軽く10%を越えているでしょう。これが「多少の起伏」かよ・・と悪態ついても始まらないので、観念してえっちらおっちら上ります。
そう、このコース、「ほとんど直線がない・平坦な道がない」という結構ハードなコースだったのです。「こどもの国」なのに・・・(怒りの方向間違い)。細かい坂を上っては下り、カーブを曲がってまた上り下り、とまるでアスファルトのクロスカントリーのようです。
普段、多摩川の平坦な道に慣れているワタクシ、初めてのレースでこのコースは辛かった?と一瞬後悔気味。

速かったり遅かったりする周りのランナー、スピード調節しづらい上り下りのコースにすっかりマイペースがわからなくなりつつ、走り続けて1周回終了。手元の腕時計計測で大体21分前半。こりゃ速すぎる!!想定では「初めの周回は様子見で、22分〜23分くらい」と思っていたから、明らかにオーバーペース。「後半失速」というイヤなフレーズが頭をよぎる。

2周目に入ると、給水所での水の取り方・飲み方もだいぶ慣れてくる。今回は2kmごとに水とバナナの補給所がある。まあ、バナナはフルとかの長い距離の人用だけどね。
コース上の人もだいぶバラけてきて、1周目よりも走りやすくなった。
そうなると目に付くのが、同じくらいのペースで走るライバル(と勝手に思っている)。抜きつ抜かれつ、ペースの目安にしながら走る。

抑えようと思っても、やっぱり21分台で周回しているようだ。3周目で半分の距離を過ぎたけど、ここまでは予想外に脚が動いている。今日は調子が良さそう。
木漏れ日の中、気持ち良いペースで走れている。脚の痛みもほとんどない。これで平坦だったら言うことないんだけどなあ。

さすがに4周目は少しペースを落として、慎重に走ることにする。練習でも、15kmを過ぎてから脚の筋肉が固くなってきてペースが上がらんからね。
順調に周回を重ね、いよいよ最終周回の5周目。まだ脚の余力はある。よし、ギアチェンジ(≒高橋尚子)するぞ!
1km地点手前の例の激坂を上り、ゼエハアと荒れる息と脈拍を穏やかにしてから、よし、ペースアップじゃ。激坂後でへたっている人たちの横をゴボウ抜き(当社比)で走り抜けるのはなかなか快感!

1km=5分くらい(想像)のペースで駆け抜け、最後の激坂下りを過ぎ、いよいよゴールへ!
と思ったら、実はここから中央広場をぐるっと回るコースなのでした。最後の激坂下りで脚をかなり使ったので、「え、まだあるの?」ってくらい予想外に長く感じられ、ヒイヒイ言ってゴールしたのでした。 

感動のゴール! 皆さんお疲れ様でした。

肝心のタイムは・・・
1時間46分24秒!(公式記録)
いやいや、正直2時間切れれば御の字だなと思っていたが、大躍進のこのタイム。素晴らしい〜 自画自賛。

周回毎のラップタイムとかは2週間後に送られてくるらしいから、詳しくは来てから。

★今回のレースの反省&収穫

収穫@平日の皇居ラン

  今回のレースはアップダウンがきついコースだった。
  今までのように多摩川河川敷だけを走っていたら、平坦なコースに慣れて省エネモードの走りしか出来なかったかもしれない。
  そこで「皇居ラン」。小刻みではなくダラダラ上り、ダラダラ下る坂なのだが、それをある程度スピードを意識しながら走っていたため、知らない間に坂を上り下りする脚力・筋力が鍛えられていたらしい。
  「皇居ラン」がなかったら、かなり苦しい戦いを強いられていたであろう。

収穫Aプチ・カーボローディング
  「カーボローディング」とは・・・?
  『マラソンを走る際の主なエネルギー源はグリコーゲンです。グリコーゲン(カーボ)ローディングとは、このグリコーゲンの素となる炭水化物を、レース前、体内になるべく多く蓄積させるための食事法です。グリコーゲンの素となる炭水化物のほか、1g当たりのエネルギー量が多い脂肪も重要なエネルギー源となります。レース数日前から炭水化物を多く含む、ごはん、めん類パンなどに加えて、脂肪も多少はとって、エネルギー源として利用します。』ということです。
  つまり、レース数日前から炭水化物中心の食事を3食続けるという、ダイエット中の方は卒倒しそうな食生活を送るのです。
  今回は、意識的に3日前くらいからできるだけご飯・麺類中心の食事にしてみた結果、いつもより脚の疲労度が軽減された、気がする。気のせいかもしれない。

反省@オーバーペース
  タイムは良かったものの、フルマラソンで考えると明らかにオーバーペース。本番レースではやっぱり周りの人のペースに巻き込まれることを認識しました。フルで4時間半切るためには6分/kmで充分。よく、「フルマラソンは35kmから」という格言を聞くのだが、前半のオーバーぺースがたたると35kmからピタッと脚が止まるらしい。気をつけねば。

というふうに、色々参考になったレースなのでした。出てよかった。


■おまけ

レース参加者にはこんな券を
もらえるのでして…
いろんな食べ物・飲み物のサービスが受けられるのです

協賛「日本バナナ輸入組合」様ご提供。そんな組合あるんだ。 「なぜか麦とろごはん」。でも美味かった。

協賛「井村屋」様のカップしるこ。汗が引いて寒くなった身体も
ポッカポカ。ちなみに肉まんは30分待ちのため諦め。

そしてまたまた抽選会で「ラーメン2食セット」を当ててしまったのでした。

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6.“ピンチ!”の章

ハーフマラソンもまあ満足いく結果に終わり、12月から本格的に走り込みだ!
プロジェクト計画の通り、順調に25kmまでクリアー。
さすがにこの距離になると途中で補給した方がいいね。ゼリーやあんぱんで炭水化物・糖類の摂取を積極的に行います。

ところが・・・
10kmほど平日ランを行った次の日。
突然、それはやってきた。

左足の甲が痛い。
今までに無い痛み。親指を上のほうに反るように曲げるとかなり強い痛みが。
「靴紐を強く結びすぎたかな」と軽く思い、大事を取って1週間くらい走るのをやめてみた。
で、ジムに行ったついでに5kmほど走ってみたら、やはり痛む。走れない。
「こんな時期にやばいな〜」と思いつつネットでいろいろ調べると、足の甲が痛む場合は「疲労骨折」やら「剥離骨折」などの物騒な病名が並んでいる。その場合、3〜4週間は安静にして治すしかないらしい・・・

マジですか?今走らないでいつ走るんですか?
考えるものの、今無理をして本番で走れない方がもっと意味がない。
病院に行ってないから確定ではないのだけれど、自分的に「全治3週間」と判断しました。1歩も走らないことにしました。
幸い?、家事に没頭しなくてはいけないことになったので、ちょうどいい休み期間となりました。
よって、上記ランニング計画表は大幅な変更を余儀なくされ、ポッカリ3週間の空白期間が出来上がったのでした。
大ピンチです。

年が明け、そろそろ再開するかと思うが、詳しい検査をせずに走り出すのも危険を感じるので、一応整形外科を訪れました。
しかし・・・
先生曰く、「足が偏平ですね」だと・・・
土踏まずのところではなく、親指下のふくらみと小指下を結ぶ「横のアーチ」が低く広がっているので、パタパタっという走り方になるそうな。「骨には異常なし」ということで少し安心。
体型だからしょうがなくて、手っ取り早いのは「オーダーメードのインソール(中敷)を作ること」だそうです。
プロ選手や長距離ランナーはこぞってオーダーしているとのこと。
病院で作れば保険が利いて4〜5千円くらいで作れるんだけど、月曜日の16時から限定なので無理無理っす。

取り敢えず市販のインソールで我慢します。

⇒いざ、本番!

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